今話題の名作映画「ゼイリブ」で描かれているのは、人間になりすましたエイリアン支配社会。すべてを見通せるサングラスをあなたも欲しい?

SF映画というのは、かなりネタバレが入ってると言われます。

neko

ネタバレって何のネタバレ?

現実のネタバレです。

neko

ちょっと意味がわかんないな。
あの事件の真相はこうなんだよ!とか
フィクション作品の中に描いてしまうってこと?

うーん、そういう言い方もできるのかな…

例えば、宇宙の歴史ではかなり有名な
オリオン大戦という宇宙戦争をモチーフにした映画が
スターウォーズだと言われていますね。

荒唐無稽にすら感じるSF映画が
実はノンフィクションだったりする、とよく聞きます。

これはどんな物語でもあることですが、
現実にあったことをそのまま書くと、あまりにも変な展開で
ちっとも現実味がない、ということはありがちです。

事実は小説より奇なり…
特に、もともと我々の3次元現実からかけ離れたSF映画は、
あまりにもハチャメチャっぽく見えるものほど
案外ノンフィクションだったりするものらしいのです。

neko

う~ん、なんかにわかに信じ難いが…

前回、「美しき緑の星」という映画をご紹介して↓

勢いで、また話題の映画を観たんですよね。
SFファンタジーなのか、サスペンス?アドベンチャー?
カテゴリがよくわかりませんが…

1988年カルト映画として有名な
「ゼイリブ」です。

カルト映画とは。
引用「カルトは「崇拝」の意味。広く大衆受けすることはないが,特定の人々が熱狂的に支持するマニアックな映画をいう。」 引用元↓

「広く大衆受け」に近づいているような気もするのですが
(1988年の映画が、今なおかなりの話題になっているので…)

かなり印象的で、これもまた覚醒を促す映画の気がします。
現実も実はこんな感じだったりするのか?……と思うとぞわっとしました。

けっこう見ていてキツく感じるシーンも多かったのですが
これはぜひ、観た方がいい映画だとは思います!

宇宙人
目次

エイリアンに支配された社会? 洗脳標識、サブリミナル。

映画を観る時の楽しみを損なわない程度に紹介します。

主人公のネイダ(ロディ・パイパー)は、失業したばかり。
とある街にやってきて仕事を探します。

建築現場の仕事を見つけて働きはじめますが
教会の中で不思議なサングラスを見つけるのです。

何気なくかけてみると、そこら中に洗脳標識が…
そして人間を擬態したエイリアンが沢山いることに
気付くのです。

これ、かけると色々見えてしまうサングラスだった…

そこからネイダのエイリアンとの戦いが始まった…

―――――――

サングラスをかけて街を見回すと、
看板も雑誌の表紙も、街中のなにもかもに
洗脳するための言葉が書き込まれている…
という描写が出てきます。

そして街ゆく人たちの中に、
少なからずエイリアンが混じっている…
というのがハッキリと見えるのです。

なかなかグロテスクな風貌なのです。
人間に擬態するエイリアンたち。

エイリアンたちが
人間に混じりながら人間社会を支配していた――――

それがゼイリブの世界観です。

仮面

バトルシーン必見。目覚めさせたい、目覚めたくない。

ゼイリブでよく話題に上がっているのは
途中に出てくる、主人公と友人のバトルシーンです。

主人公は友人にサングラスをかけさせたい。
友人は拒否したい。

「サングラスをかけろ~~~!!」

と必死で説得する……けど力いっぱい反撃されて
殴り合いはかなり長い間、続きます。

俺は妻子がいるんだ、面倒ごとに巻き込まれたくないんだ、
そんなサングラスはかけたくない、

サングラスをかけるだけのことが、できない。

なぜそんなに長く殴り合ってまで、
サングラスをかけたくないのか。
何かを知ってしまうことを拒否するのか。


主人公役のロディ・パイパー氏は
プロレスラーなのだそうです。
役者としては経験が浅く、彼を採用するには
反対もあったのだとか。

筋肉隆々の主人公と友人が、
「サングラスをかけろ~~~!!」
「いやだ~~~!!」

と結構な時間、プロレスを続けるのを
視聴者である私たちはひたすら見続けます。

見ているうちに、不思議な説得力を感じているのが
自分でわかりました。

知ることを全力で拒む、知りたくない、
そんなサングラスをかけて、自分が変容してしまうのは嫌だ、

目覚めさせたい、目覚めたくない、
せめぎあいがプロレスとして可視化されるのを見て
映像の説得力って凄いと思いました。
このシーンはこの映画の中でも、強い印象を残します。

こうまでして全力で拒む、拒み続ける、
友人の言動が、なんとなくで不思議と腑に落ちてゆく。

人は目覚めるのをこんなにも恐れる生き物なのだと――――

映像の力、映画の醍醐味を感じました。
未見の方はぜひ観てみて欲しいと思います。

そして物語は最終的にどうなるのか。
エイリアンに支配された人間たちは、どう抵抗するのか…

最終局面までスピード感を保ったまま駆け抜け、
ラストシーンは思わず笑ってしまいました。
この映画の監督さんは、人の心のツボがわかってるんだなあと…
しみじみ味わい尽くしました。いい映画体験でした!

レンタルでも購入でも色々な場所で観られます。

さて、どうすれば観られるのか。

ゼイリブは、DVDもブルーレイもありますが、
AmazonプライムやYouTubeやTSUTAYAなどでもレンタルや購入ができます。

1988年公開から、時を経て2014年にDVD化してからは
かなりの人気で、売り上げ順位なども高く、
2024年の今も観られ続けている映画です。

まさに今の時代にぴったりの内容なのかもしれません。
30年以上経って時代がゼイリブに追いついたんだろうか…

未見の方はぜひ観てみてください。お勧めです。

読んでくれてありがとうございました。

UFO
仮面

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この記事を書いた人

ねこと申します。
都内山手線内側から、東京郊外エリアに引っ越してきた小説家です。
このあたりって、北欧みたいじゃない?と思う日々。
最近小説はちょっとお暇中。
ペスカタリアン、ゆる無添加、ちょいスピ?
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