世界線って何だろう。元ネタは相対性理論?いやシュタインズ・ゲート?本当にこの世界はパラレル?【初心者でもわかるスピリチュアル】

「こんなツライ思いをするなら、彼と出会わない世界線に行きたかった…」
「きっとどこかに、あの人と恋に落ちる世界線があるはずよ」

neko

いきなり何を言い出すかと思えば。
ドラマのセリフかなにか?

とかなんとか、世界線という言葉は大変便利に使われていますよね。

neko

便利とか不便とか、そういう問題じゃないと思うけど。
なんか現実逃避してるように見えるよ…

まあそう言わずに。
世界線のことは人に聞かれやすいんです。
みんなわかってるようでわかってなくて、とてもわかりにくいからね。
でも、世界線について本気で全部説明しようとしたら、本1冊分でも済まないと思う。

neko

君、世界線的なものが出てくる小説、書いたもんね。
一応詳しいんだろうし、難しさの実感もあるんだね

そう、世界線は難しいんだよね…
でもかなり解明は進んでいると思っているんです。
無数に世界線はあるけど、何でもアリ!というわけではないし、
世界線を突き詰めると結局引き寄せと同じ。

すべては繋がっている… FIN

neko

いきなり話を終わらせちゃダメでしょ

でも終わらせたくもなるくらい、遠大だし難しいし、ショッキングでもあるんだよね。
まあ「ちょっと世界線なんて信じられない。作り話でしょ」って人は、
アニメやドラマの話だと思って、ここでバックすればいいと思うんです。自由だー!

……でも、マンデラエフェクト経験がある人も激増しているし……

マンデラエフェクトについて書いた記事はこちら↓

「本当に世界線ってあるのかもしれない」と思ってる人も増えている昨今です。
「でも何がなんだかわからない」って人に向けて、
少しずつ説明していけたらいいな、と。
まずは、サワリだけでも説明してみようと思うのです。

色々調べても、ちょうどよくわかりやすい文章が見つからなかったので
昔の私が聞きたかったような説明を書いてみますね。

世界線
目次

そもそも世界線ってどういう意味?物理学用語?

まず、そもそも世界線ってどういう意味なのか。
辞書の記述(抜粋)では、このあたりが比較的わかりやすいように思います。
でも難しいので読み流していいと思う。
以下リンク先からの引用ですが、

「相対性理論で用いられる物理用語で、四次元空間に表現される質点の運動の軌跡。」
――――日本大百科全書(ニッポニカ)

「…質点がある時刻にある場所にあるという事象は,この時空の中の1点で表され,世界点と呼ばれる。いろいろな時刻における世界点をつなげると世界線と呼ばれる直線,または曲線となり,これが質点の運動の過去から未来にわたる歴史を表している。」
――――世界大百科事典内の世界線の言及 【時空】より

世界線はもともとは相対性理論の中に出てきた言葉であり、
量子力学の、中でもSF的と言われるようなパラレルの解釈、
もしくはスピリチュアルで理解されている世界線解釈と
全くの別物ではない、と私は理解しています。

つまり、相対性理論では
「世界線という用語・定義が出てきただけで、
あまり具体的な解釈は出てきていない」
ということだと思います。

書かれていないだけで、相反しているわけではないのです。

シュタインズ・ゲートの主人公オカリンの生きる軌跡が、地球の歴史。

今、世界線と言われると大多数がイメージする「パラレル宇宙における世界線」を
爆発的に流行らせたのは、シュタインズ・ゲートというゲーム作品です。
いわゆる「神作品」と言えます。歴史に残る凄いゲームです。

アニメにもなりました。シュタインズ・ゲート・ゼロも含めて、ぜひ観るといいと思います。
本当に素晴らしくよくできたアニメです。アニメだけでもかなり理解できます。

私はゲームもやりアニメも観ましたが…
そして多分、世界観もかなりわかっている方だと思っていますが…
シュタインズ・ゲートを理解すれば、かなりこの宇宙が理解しやすいと思います。

ジャーマネK

私もねこさんに勧められてゲームやってアニメ観たけど、
本当に凄かった! この物語に出会えてよかった!!
みなさんにもオススメします~

シュタインズ・ゲートの世界観が世の中に与えた影響が大きすぎるので、
完全にネタバレを避けて語ることが不可能になっていますが、
物語の楽しみを壊さない範囲で説明しますね。

シュタインズ・ゲートの世界観では、
この宇宙には無数の「可能性世界線」があり、
主人公の大学生・岡部倫太郎(オカリン)は、可能性世界線を飛び移りながら
いい未来(悲惨ではない、明るい未来)を模索しながら生き抜くのです。

(シュタインズ・ゲートの中に出てくるわけではありませんが)
ピカチュウの尻尾が黒の世界線から、黄色の世界線に移るとします。
すると移った世界線に元からいた人たちは「え~、元から黄色だったじゃ~ん」と言うわけです。

シュタインズ・ゲート世界では、オカリン以外の人たちは世界線固定です。
(追記・正確に言うと、シュタゲはオカリンに合わせて
全員の世界線が「塗り替わる」という世界観ですが
世界線固定の中をオカリンが動くという捉え方もできると思って書いてます)

オカリンだけが「観測者」として、世界線を移動し、移動を自覚できる。
(ピカチュウの尻尾が黒かったことを憶えていられる)
そして観測者オカリンが最終的に辿り着いた可能性世界線が、
地球の歴史になる。それがシュタインズ・ゲートという物語です。

既にある可能性世界線を「飛び移る」と言えますが、
同時にオカリンの行動によって新たな世界線を創り続けます。
そしていつか、最終的に「誰も悲しまない未来」を切り開く――――

壮大ですよね。物語の中でオカリンは「厨二病乙!」ってよく言われてますが、
厨二病世界観が現実になってしまったあ!という物語と言えます。

タイムリープや収束などの話はとりあえず置いておきましょう。
この記事は、世界線理解に絞り込んで説明しますね。

・無数の可能性世界線がある
・主人公オカリンは、世界線を飛び移り、新たな世界線を切り開きながら生きる
・オカリンの生きた軌跡が、地球の歴史になる

実はこれは、この世界のネタバレだと私は思っています。
シュタインズ・ゲートの世界観は、
今私たちが生きるこの世界を、かなりのところまでネタバラシしてくれている。

neko

つまり君は、この宇宙はパラレルで、
誰か神のような存在が、
可能性世界線を飛び移りながら生きてて、
その人が歴史を作るっていうわけ?

いえ、神のような存在が、ではなく。
私たち全員が、オカリンのような主人公なんです。
私たち全員が、それぞれ可能性世界線を飛び移りながら
そして新たな世界線を切り開きながら生きている。

パラレルワールド

あなたの生きる軌跡が、あなたの地球の歴史。

neko

つまり君は、地球人は全員主人公で、
主人公の数だけ地球があるとか
そういうこと言ってるの?

まあそういうことになるかな。
主人公の数だけ地球がある、というよりは
主人公の数だけ世界線がある、の方が適切かな。

つまりね、
「1人の人生の歴史が個人世界線」と考えるとわかりやすい、
と私は思っています。

あなたが生まれてから今まで、生きてきた人生の流れがあるはずです。
それを個人世界線と考えていい。
そして個人世界線こそが、あなたの宇宙なんです。

記憶違いもあるし、勘違いもあるでしょう。
でも基本「あなたが歩んできた道があなたの世界線」です。
ひたすら個人で考えると読み解きやすいと思います。

マンデラエフェクトで「えええっ私の記憶と世の中の歴史が違っている!」と思ったとしても、
あなたの歴史があなたの世界線です。
ピカチュウの尻尾が途中まで黒で、途中から黄色だったなら、
「途中まで黒で、途中から黄色になったのがあなたの世界線」です。
あなたが歩んできた人生の軌跡が、あなたの世界線。

1人1人の軌跡を個人世界線と呼ぶと、世界がわかりやすいと思います。
誰もが自分自身の人生の軌跡=世界線を持っている。
→これが世界線の基本です。ひとり1世界線。

誰もが自分の潜在意識の具現化をしながら生きている。
→これが引き寄せの基本です。ひとり1宇宙。

結局同じです。繋がっています。

neko

う~ん、そう言われても、
世界線は一応わかるとしても、引き寄せはわかんないな。
潜在意識の具現化と言われても
何のことやらって感じだよ

そうねえ。
潜在意識のことは難しいけど大事ではあるので、
ちょっとだけ頭の片隅に留めつつ、
今は世界線に絞って考えていきましょう。

潜在意識の具現化について書いた記事はこちら↓

ひとり1世界線なのです。
あなたの人生の軌跡はあなたの世界線なのです。

パラレル宇宙。無数の可能性世界線を、飛び移りながら生きる。

ちょっと整理しましょう。

この宇宙はパラレルで、可能性世界線が大量にあります。
この「可能性世界線」を、ただ「世界線」と呼ぶことが多いので、混乱するのです。
また、シュタインズ・ゲートの主人公は1人ですが、私たち全員がそれぞれ主人公なので、
沢山の可能性世界線を沢山の人が利用しています。

1人1人にとっては人生の世界線は1本だけです。
どんなに沢山飛び移ろうが、自分の生きた軌跡こそが自分の世界線です。

世界中の人が大量の世界線を飛び移りながら利用しているという状態は、
パラレル宇宙(並行宇宙)とも言えますし、
無数の(可能性)世界線があると言ってもおかしくないです。

可能性世界線は、何十億、何百億という単位で考えてください。
とにかく大量にあります。

でも、決して無限ではありません。あなたの家がトランポリンになって、
ぴょんぴょん跳ねたら宇宙に飛び出しウサギとペンギンに会って
ウサギと結婚しようとしたらペンギンが泣いちゃって三角関係に苦しむコースは多分ないです。

neko

それは当たり前でしょう

まあだからね、「大量にある」「けど、無限というわけではない」ことは
踏まえていないといけないです。何でもかんでもあるわけではない。
物理法則にも縛られる。ない世界線には行けない。
どんな奇抜な妄想でも実現可能なわけではない。

基本は、今ある世界のバリエーションという感じです。
今ある世界のバリエーションだけで大量にあるのは想像つくでしょう?
過去を振り返り「あの時この道を選んでいたらどうなってたかな」と
思い浮かべることができるような世界線は、大体あるようですよ。
そしてあなたの信念と努力で、ありそうもない世界線も切り開けることは多々あります。

今までに出会ってきたメンバーが、どの世界線にも居て、
どの世界線でも大体出会う。

大量の可能性世界線は、似た世界線同士で束になっていると言われています。
同じ束の中にいれば、メンバーもほぼ同じ。
遠い可能性世界線にジャンプすると、メンバーがかなり変わったりするかも。
(ここは色々な説があります。どんなに遠い世界線でもメンバーはほぼ同じという説もあり、
私は今のところ、どちらも説得力があると思っています)
でも自分自身もかなり変わってしまって、見た目も中身もかなり今と違うでしょうね。

通常は「メンバーも自分も激変するほど遠く」まではジャンプできない。
記憶と違う事実に出会っても、勘違いかな?と思える程度の範囲しか飛べない。
そういう仕組みのようです。(例外はあるようですが!)

そう、何十億、何百億という単位で無数の可能性世界線があって…
飛び移りながら切り開きながら、あなたは生きている。

だから、マンデラエフェクトで「あなたの記憶と違う事実・歴史」が発覚しても、
「私の世界線では、最初はピカチュウの尻尾の先は黒かった。
途中で世界線移動して黄色になった」
と考えていいわけです。

あなたの歴史そのものが、あなたの個人世界線です。
元から黄色かったのだとか、黒こそが正しいとか、思いこむ必要はないです。

つまり
自分の記憶の軌跡=自分の歴史
というのが基本と考えていいと私は思っています。そして
自分の歴史=自分の個人世界線です。

この基本をまず踏まえておくと、だいぶ頭が整理されやすいと思います。

neko

つまり、この世界は
シュタインズ・ゲートの主人公オカリンが沢山いるんだね

そういうことになりますね。
あなたも私もオカリンだったんです。

家族でも、友人でも、それぞれの世界、それぞれの世界線。

人はそれぞれ、自分の個人世界線を持っていて、
あなたの個人世界線は、あなただけのもの。

neko

じゃあ、家族や友人も、それぞれ世界線は違うの?

そういうことになりますね。

家族も友人も、世界中の人が可能性世界線を飛び移りながら生きている。
友人Aが可能性世界線を飛び移りながら生きた軌跡が、その友人Aの個人世界線です。
だから、あなたと記憶のズレが生じることも多いのです。

(ただ、この説明は、わかりやすくするために不正確な部分を含みます。
基本を理解するために整理しているので、ご了承くださいね)

少しだけ書くと、
2010年くらいから、世界がおかしくなってきたと言われていますが、
(上の方でリンクしたマンデラエフェクトの記事に少し書きました)

それまでの世界は、無数の可能性世界線があっても、
私たちはあまり移動できなかったそうです。
ひとつの可能性世界線にそれぞれ固定されていて、
移動できる人はほとんどいなくて、
だからほとんどマンデラエフェクトも話題にならなかったんです。
どうしてそうだったのかも、一応理由がありますが今回は省きます。

今、地球の周波数(≒波動)がだいぶ軽くなって、個人の周波数も軽くなって、
移動できる人が激増しているということのようです。
結果、日々ものすごい数のマンデラエフェクトが報告されており、
私も不思議すぎる世界に日々驚いています。

友人や家族とも、記憶の不整合が起こりやすくなっています。
それはどちらかの記憶が間違っているのではなく、
それぞれ別世界線で別の経験をしてるってことです。

えええ!って感じかもしれませんが、大きな違いは起こらないように収束しているので
(ちょっと違う道を通って、同じ結果を得るようになっているので)
あまり深く気にしなくていいと思います。

気にしないでドーナツ食べる

※気にしないでドーナツ食べるよ!

基本をまず理解し、いずれこの世界の謎を解明していきたい。

さて、世界線の基本のところをわかりやすくまとめたつもりですが…

neko

う~んわかりやすいんだろうけど
それでも難しい、と僕は思うな

世界線の束って何なの? 別の束に移動する時もあるの?
どうすれば世界線を移動できるの?
集合意識とか聞くけど何のこと?
たとえば第三次世界大戦が起こる世界線とかあるの?
前にいた世界線に戻ることはできるの?
――――などなど、色々疑問は出てきますよね。

私の中では、それぞれ一応理解できていると思うのですが、
長くなるので、今回は基本のところだけにしておきます。
今後も、また続きを書くかもしれません。

シュタインズ・ゲートでは世界線は1本だけです(主人公は1人だから!)
そういう意味で、シュタインズ・ゲートはパラレル宇宙のようで少し違う物語です。

でも私たちの宇宙では、世界線は人の数だけあり、
パラレル宇宙と言っていいと私は思っています。
様々な説・体験談・チャネリング等と矛盾を感じないので、
多分私の解釈で、概ね問題ないんじゃないかな…


あなたの記憶は、あなたの歴史であり、あなたの世界線です。
それはあなただけの宇宙です。

この面白過ぎる世界を、それぞれに楽しくしなやかに生きていきましょうね!
読んでくれてありがとうございました。

宇宙・天の川
パラレルワールド

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この記事を書いた人

ねこと申します。
都内山手線内側から、東京郊外エリアに引っ越してきた小説家です。
このあたりって、北欧みたいじゃない?と思う日々。
最近小説はちょっとお暇中。
ペスカタリアン、ゆる無添加、ちょいスピ?
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