奥多摩に行きたい。
そう思ってる人は多いのではないかと思うのです。
関東というのは、みなさまご存じとは思うのですが、
とにかく土地が低くて平らです。
長野県の標高が高いのが知られてるのと同じくらいは、
関東の標高が低くて平らなのも全国的に知られてますよね…
だから、あまり知られていないと思うのですが、
東京には案外、かなり高い山が存在するのであります。
それって、高尾山のこと?
あんまり高そうじゃないなあ
ふふふ。高尾山は確かにとても人気で、人気なだけに
道も登りやすく下りやすく整備され、ロープウェイもあるし、
天狗焼きとかゴマ団子とかソフトクリームとか色々おいしいし
素敵な観光スポットなのですが…
高尾山だけじゃないのです。東京にはけっこう高い山あるんです。
東京都最高峰の雲取山なんて、2017メートルもあって、
県別最高峰ランキングで全国15位ですよ!けっこう高くね?
それは確かに高い。
高尾山(599メートル)が最高峰だと思ってた
じ、実は私も長いことそう思ってたんですけど…💧
そう、東京には山が沢山あるのです。
東京の奥多摩エリアは、関東平野の常識をちょっとはみ出ているのです。
ワイルドなイケメンなのです。
お隣の千葉は、最高峰の標高が日本で47位なのにッ!!
(海に囲まれてる千葉が超ウラヤマだから言えちゃうので許して)
もう大自然に飛び込むしかない!奥多摩が私を待っている!!
――――と思ったのですが、私は
登山どころかハイキングもろくにしたことがない人なので…
なるべく私でも行けるような大自然を探し…
青梅線に乗って、奥多摩町より手前の青梅市にある
御岳渓谷(みたけけいこく)に行ってきました!
(ジャーマネKさんが見つけてくれました)
いつも自転車でスーパーに行ってる時の普通のスニーカーで、
普通のTシャツ着て、街歩き用のパンツスタイルで
初心者向けの駅から1分の大自然を満喫してきましたよ。
実は御岳渓谷って、秋になると紅葉が素晴らしいらしい。
みなさんもこの記事を参考に、これからのシーズン、
この秋、美しい紅葉に囲まれた御岳渓谷への
ハイキング計画を立てられるのはいかがでしょうか。
新宿から電車で片道乗車時間1時間34分(乗り換え待ち時間含めても2時間足らず)、
新宿から片道千円かからず、ハイキングコースは1~2時間程度。
オススメです!
※紅葉シーズンはこんな感じらしいです。すごい!
渓谷とは。そして御岳渓谷の、特別な魅力とは。
そもそも渓谷(けいこく)っていったいなんでしょう。
なんとなーくわかってるつもりで、よく考えるとわかってないような?
つくづく「そもそも」から行くのが好きなんだね
ちゃんとわかってからじゃないと落ち着かないのよ。
そういう人、結構多いと思うんだ。ね?(と読者さんに呼び掛ける)
渓谷を辞書で調べると
「山にはさまれた、川のある所。たに。たにま。「紅葉の―をさかのぼる」」
日本は山の多い国でありまして、山があれば川もある。
川は「山と山の谷間」を流れることが多い。
山脈の間を川が流れているところが多いわけですね。
「両側の山が崖のように切り立って狭い」と「峡谷」と呼びます。
峡谷だと、河辺をのんびり歩くスペースは少ないかも。
船で川を下ったり、崖の上から見下ろしたりする観光になりやすいようです。
さて、そんな渓谷の中で、御岳渓谷独特の魅力とはいったい何でありましょうか!!
都心から近いってこと?日帰りできる距離だよね
まあ、それもそうなのですが。
近いだけなら、自分の家からもっと近い別の渓谷があるかもしれません。
関東だけでも色々な渓谷がありますし。千葉の養老渓谷とか、埼玉の嵐山渓谷とか…
東京にも他に、秋川渓谷とか世田谷の等々力渓谷とか!色々あります。どこも絶景です。
でもでも!
御岳渓谷は「ここがスゴい!」という特徴があるのです。
渓谷が駅から1分なのです。
さらには、電車の線路と渓谷が並行しているのです。
駅から1分で渓谷に行く。線路沿いの渓谷をハイキング。
次の駅に着いたら、(渓谷のすぐそばの)駅から電車に乗って帰れる!
次の次の駅まで歩いてもいい。どこの駅まで歩くかは自分次第なのです!!
スゴくない?
それは確かにすごい。駅近で線路沿い渓谷
さらに、渓谷を見下ろすことができる位置に休憩所やレストランが多く、
絶景を見ながらお食事やカフェタイムも可能。
体力のない人は休み休み歩けます。
歩道もしっかり舗装されており、とても歩きやすく危険も感じなかったです。
こんなに自然でいっぱいなのに、至れり尽くせりだ。人気なのも頷けます。
小さな子もお年寄りも沢山歩いてましたよ~
※写真はイメージです
自然いっぱいの御嶽駅。駅から1分で御岳渓谷。
ということで! 初秋の週末のある日、
私とジャーマネKさんは青梅線に乗って御嶽駅に向かいました。
新宿から来るとすると中央線で。立川乗り換えで青梅線に乗って青梅駅へ。
(青梅線直通電車なら、そのまま青梅駅まで直通です)
青梅駅からは、奥多摩行きの青梅線に乗ります。
同じ青梅線でも直通はないみたい?
青梅線で乗り換える時の待ち時間は、2分くらいの時もあれば20分くらいの時もあるみたいです。
青梅駅から20分ほど電車に乗り、御嶽(みたけ)駅で降りました。
もう降りた時から、自然いっぱい!って感じでした。
なんせ駅から1分で渓谷ですもんね。
オシャレな改札↑を出て…振り返るとこんな感じ↓
これから渓谷へ向かう人のためか、自動販売機がいくつも並んでいたので、
思わずポンジューススパークリングを買いました。
さて、ここから冒険の旅の始まりです!!
なんせ、運動らしき運動をほとんどせずに暮らしている2人なので、
渓谷なんて大冒険だ!
これが駅前で頂いた地図の一部です↓
・御嶽駅から沢井駅に線路が続いている
・川が線路沿いに流れている
・川の両脇に遊歩道がある(駅の反対側は途切れてる)
――――のがわかります?
さて、入り口はどこだろう。シンプルで深淵な疑問。
私たちは、ずんずん目の前の御岳橋を渡ってしまい、
そのまま「渓谷の上(川沿いの遊歩道ではなく、山の上)」を
どんどん歩いて行きそうになりました。
ジャーマネKと言えば暴走、暴走といえばジャーマネK…
そして私は驚異の方向音痴なのよね。ははは。
まあでも、じきに気が付いて橋を戻りまして、しばらく2人でオロオロしましたが
無事、渓谷の入口を見つけました。
それは常にあなたの隣で息を潜めているのです。
冒険の入り口は日常の延長上にあり、我々は常に「それ」を見落とす…
入口見つかってよかったあって素直に言ったら?
見つからず諦めて家に帰りましたじゃ、記事どころじゃないし
えーいうるさい。とにかく無事に遊歩道に辿り着いたからいいの!!
入口はこんな感じでした。さりげないので皆さんも気を付けてね!
そして遊歩道に繋がる道を降りてゆくと…
川に辿り着いたのです。多摩川です。
想像していたよりも遥かに澄んだ綺麗な水でした。
私たちは大喜びして、「そうだ、今こそグラウンディングだ~!!」とばかりに
裸足になって水に足を浸しました。
水量が増えていたりなど危ない時もあるので、状況判断して
みなさまは危なさを少しでも感じたらやめておいてくださいね。
※ちょっと恥ずかしかったので写真はイメージです
気持ちよかったね~!!
水が冷たくて綺麗で、風も心地よくて
カヤックの人たちがたくさん楽しそうに川を通っていくんだよね~
思わず手を振ったら向こうも手を振ってくれて、嬉しかった!
みんなハイになってて、ハッピーな空間になってましたよね。
エネルギーが満ち溢れてましたね。
グラウンディング&エネルギーチャージ&デトックス
が目標の旅だったので、もう私たちはこの時点で感動&大満足でした。
グラウンディングについて書いた記事はこちら↓
ホント私、エネルギーが滞ってた気がするの~
水に足を浸してポンジュース飲んでたら、すっかり
満たされた~みたいな気分になったよ
ポンジュースおいしかったですよね。炭酸ですっきり!!
うん、僕にもポンジュースのおいしさは伝わったよ。
なんか感動した
嫌味なのか本気なのかわからないけど、
とにかく私たちの喜びがnekoにも伝わったのね!
ってことで、よしとしよう!
日本は山だらけで渓谷も全国に沢山あるので…
私たちみたいに体力のない人でも、山に登ったりしなくても、
自然って満喫できるんだ!!と思いました。
自分はアウトドアなんて無理だあ、と思ってるような
私たちに近いタイプの人には参考になるかもしれません。
アウトドアに慣れた方もぜひ、Xでご教授頂けると嬉しいです。
さて、冒険の旅は始まったばかりですが、長くなったのでここで切って
続きは次回の記事にしようと思います。
遊歩道の途中は、たぶんみなさんがそれぞれに渓谷に行かれて
新鮮な気持ちで冒険なさる時のために、
特に詳しく書こうとは思っていないのですが…
隣駅の沢井近辺での食事などは、
参考になるかもしれないのでレポートしますね!